立教大学→早稲田大学に仮面浪人で合格した樋口祥子さんインタビュー

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泣いてしまうほど苦しいにも関わらず、敢えて選択した孤独という選択を貫くことが出来たのは、なぜだと思いますか?

大学への強い意思があったからですね。どうしても早稲田へ行きたかったし、その思いで乗り切りました。合格するには、外部をシャットアウトして一人で勉強するのが一番の近道だと考えていたので、どんなに苦しくても頑張りましたね。

仲間が欲しいとか仲間がいるから頑張れたって人も多いだろうけど、私みたいに頑固で、逆に孤独を欲している人もいると思うんです。だから、孤独が本当に嫌なわけでも無いような、そんな人達の参考になれば本当に嬉しいです。

仮面浪人を経て、大きく変化した人生観

いざ受験をして、最終的な結果はどうだったのですか?

早稲田のほぼ全部の7学部を受けて、その中で4学部に合格することが出来ました。やっぱり嬉しかったですね。また、合格した瞬間は、私にとって人生が変わった瞬間でした。仮面浪人出来んだな…自分で人生変えられるんだな、と思ったのを今でも覚えています。

また、両親もとても喜んでくれました。合格発表時は家でひとりだったので、お母さんに留守電を入れ、お父さんには電話で報告をしました。お父さんは冷静な感じを出していたけど、内心は本当に喜んでくれていたと思いますね。笑

仮面浪人をして良かったと思うことはありますか?

実は、受験本番が始まる前に「仮面して良かった」と思ったことがありました。本番まであと一週間となった時に、あと勉強出来るのも一週間と思うとふと寂しくなって…

ちゃんと自分で決めて、自分の意思でここまでやり抜いてこれたな、自分で仮面をすると決めて、ここまで頑張ったな、充実した一年だったなという達成感がありました。結果論かもしれませんが、それだけでも仮面して良かったなと思えたのは事実ですね。

また、早稲田大学に進学して、元気で刺激的な環境で過ごしたいという思いはめちゃくちゃ達成されました。本当に元気な人が多くて、刺激的で!昔から抱えていた思いは達成されましたね。来て良かった。幸福だったなぁ…と。

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仮面したことで人生観などに影響はありましたか?

自分がどうしてもやりたいと思ったことに対して、自分はここまで努力出来るんだ、という自信がつきました。

それまでは、「どうせダメだよ」とすぐ妥協して諦めてしまう性格だったのですが、「自分で努力出来るんだ」と、仮面浪人を通じて人生観が変わったと思います。

これまでは幼稚園から高校までの一貫校だったので、親に決められた進路でした。初めて自分で進路を選んで、切り開けた経験だったからこそ、ここまでの影響があったのかもしれませんね。

最後に、後輩にアドバイスするとしたら何を伝えたいですか?

仮面浪人はしないのが一番だと思います。親には負担がかかるし、絶対に受かる可能性もないし、留年してしまうリスクもある。それでも諦めないとか、それぐらいの強い意思があるのなら、結果がどうであれ、自分の目標に対して努力するという意味でとても良い経験になると思います。だからこそ、私は普通の浪人ではなく、仮面浪人をして良かったなと思っています。本当にリスクも負担もありますが、強い意思があるのならば選んで良い経験だと思います。そして、必ず合格を掴むという覚悟の下、頑張って欲しいです。

必ず自分の人生にとってプラスになると思います。諦めない意思が本当に大切。やるならやれ、というのが私からのアドバイスです。

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