福岡大学→慶応義塾大学に仮面浪人で合格した華山宥さんインタビュー

福岡大学→慶応義塾大学に仮面浪人で合格した華山宥さんインタビュー

華山宥さんのプロフィール

出身地 山口県
学歴 山口県立豊浦高校→福岡大学経済学部経済学科→慶應義塾大学環境情報学部(現在3年)
現在の動向 アーティスト、タレントとして活動中
仮面浪人形態 大学の授業と並行して受験勉強を行う
予備校 通っていない
アルバイト していない
サークル なし

慶應への憧れを捨てきれず、仮面浪人を決意

華山さんは福岡大学(以下、福大)に現役で進学された後、仮面浪人を経て慶應義塾大学(以下、慶應)に進学されています。まず、福大に進学した理由は何ですか?

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山口県出身の僕は、もともとネームバリューや、東京への憧れなどから慶應を目指していました。

また自分が通っていた高校はそこまで進学実績が良くなく、周りの人たちも向上心があまりありませんでした。そこで、「自分だけは上を目指して挑戦するんだ!」と思ったことも慶應を目指したきっかけです。しかし、現役受験時は成績が追いつかずに不合格となってしまい、3月の後期入試で福大に合格しました。

浪人という選択肢も考えたのですが、親から浪人は経済的に厳しいので進学してほしいと言われ、不本意ながら福大に進学しました。

仮面浪人を決意されたのはいつ頃ですか?

実は福大に入学する前から仮面浪人をすることを決めていました。もともと慶應への憧れは小さい頃からありましたし、落ちてしまったことが本当に悔しかったので、福大に4年間通うつもりは最初からありませんでした。

仮面浪人するにあたって、周りの方に相談しましたか?

親には「来年もう1回慶應を受けさせてあげるから、授業にはちゃんと出なさい」と言われました。親には面と向かって相談はしなかったのですが、ふてぶてしい態度をとっていたからでしょうか、そんな僕の態度を見かねて親は仮面浪人を提案してくれたようです。

また、高校の友人には全く言いませんでした。というのも、現役受験の時に高校の友人には「慶應に行く!」と大口を叩いていたので、落ちてしまったことが情けなく感じていたからです。同級生が家に遊びに来てくれたこともあったのですが、その情けなさから居留守を使って、会わないようにしていました。

また、大学の友人とも最初は仲良くしていましたが、「自分は受験生で、彼らは大学生」という意識がだんだん芽生え、徐々に接しないようになりました。そのため、大学の友人関係も希薄になり、大学の友人にも仮面浪人していることは話しませんでした。なので高校、大学を含め、友人関係は全てシャットアウトしていましたね。

たった独りで戦い抜いた仮面浪人生活

実際に仮面浪人中はどのような生活を送られていましたか?

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親と大学の授業にはちゃんと出ると約束していたため、大学の授業と受験勉強を並行して行っていました。具体的には、11時から16時頃まで大学の授業を受け、その後大学の図書館で22時までずっと勉強していました。大学の図書館で受験勉強をしていると周りに仮面浪人していることが知られる危険性もありましたが、僕は気にしていませんでした。ただ大学の図書館で受験勉強をする、ということで少し変な気分にはなっていました(笑)。

とにかく独りでストイックに勉強していましたが、食事や持ち物などもひたすら贅沢をしないようにしていました。どこかで気を緩めれば受験への意識が揺らいでしまうと思っていたからです。なので例えば食事も毎日、100円均一で買ったタッパに白ご飯を詰めてふりかけをかけただけのものを毎日学校に持って行き、夜ご飯にしていました。

大学の授業と受験勉強を両立する上で、気をつけていたことはありますか?

受験勉強に活かせる大学の授業を履修することです。大学の授業もちゃんと出席していると、どうしても純粋な受験勉強に割ける時間が減ってしまうため、大学の授業を少しでも受験勉強に活かせるよう意識しました。例えば、慶應ではアヘン戦争あたりの歴史がよく出ると思うのですが、その分野に近い商業史の授業などを履修していましたし、大学の論述のテストなども、慶應の小論文に活かせると思い、しっかり勉強していました。

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