千葉大学→早稲田大学に仮面浪人で合格した岩永竜太郎さんインタビュー

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岩永竜太郎さんのプロフィール

出身地 佐賀県
学歴 佐賀県立佐賀西高等学校→千葉大学法経学部→早稲田大学商学部3年
現在の動向 ゼミ活動に注力。
仮面浪人形態 前大学を休学して受験勉強
予備校 通っていた
アルバイト なし
サークル なし

不完全燃焼感が残った現役時代

岩永さんは現役で千葉大学に進学後、仮面浪人を決意されました。まずは、どのような経緯で千葉大学に進学されたのですか?

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高校時代は理系だったのですが、理系の科目に興味が持てなかったため勉強につまずきました。確か、成績はクラスで38/40位くらいだったと思います。

しかし、僕は高い目標を立てて努力するのが好きなので、浪人も視野に入れつつ東大を志望しました。しかも僕はテニス部の部長を務めており、国体予選がある高3の9月まで部活をしていたので、本格的に受験勉強を開始したのはそれからでした。

当然勉強は間に合うはずもなく、センター試験後に文転したのですが、東大受験は諦めて千葉大を受験しました。そして合格したのでとりあえず行くことにしました。

浪人が元々視野にあったのにどうして浪人をしなかったのですか?

浪人するかどうかは確かに迷いました。しかし学校の友人の多くが大学に合格しており、自分だけ浪人するのが恥ずかしかったのと、大学がどういうものか行ってみたくて東大じゃなくてもいいかと思い、浪人はしませんでした。要は、自分に甘く楽な道を選んでしまいました。

では、どうしてそこから仮面浪人を決意したのですか?

それには大きく2つの理由があります。

第一に大学の雰囲気です。大学に入った当初は「大学を楽しもう」「大学で頑張ればいいや」と思っていました。そのため、サークルにも入ったし友達にも恵まれました。しかし、学校が始まり大学の授業を受けてみると、やる気のない学生が多かったり、教室がうるさいからといって教授が授業をせずに帰ったりして、「大学ってこれでいいのか」と疑問を感じるようになりました。

次に自分の感情の面です。現役時代は本格的に勉強し始めたのが高3の10月からであり、やり残した感がずっと心の中にあり、モヤモヤしていました。なので、一年間きちんと勉強したら自分はもっと出来るはずだと思っていました。

また、高校が地元の進学校であり、東大京大をはじめ、早慶、特に九大に自分の友人の多くが進学しており、彼らに対して強烈なコンプレックスがありました。彼らは自分の大学に自信を持っており、大学生活も非常に楽しそうでした。それに比べて僕は自分の大学に誇りが持てず、人から自分の大学名を聞かれた時に胸を張って答えられなかった記憶があります。

そして、これらのモヤモヤした負の感情は再受験して自分が納得できる大学に入り直さないと消えないな、もし受験し直さなかったら一生このコンプレックスを抱える事になるなと思い、仮面浪人を決意しました。

その仮面浪人を決意するまでに誰かに相談しましたか?

仮面浪人するか迷っている時は、一緒に千葉大に進学した高校の友人に相談していました。また仮面浪人を決意してからは、サークルにも出られなくなるので大学の友人にも話しました。すると、みんな応援してくれて、「もし失敗しても千葉大で待っているよ」と温かい言葉をかけてくれました。仮面浪人することを打ち明けた友達が応援してくれるなんて、友人には本当に恵まれていましたね。

勉強だけに集中した仮面浪人時代

どのように仮面浪人生活を過ごされましたか?

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現役時代にあまり勉強せず落ちてしまったので、仮面浪人時代はとにかく勉強だけに集中しました。通っていた予備校に高校の同期がおり、その子と「ここでは友達を作らない。勉強だけに集中しよう。」と決め、その子と支え合い切磋琢磨してひたすら勉強だけに向き合いました。

結果的に模試の偏差値は現役時代と比べて10近く上がりました。よく世間やネットなどでは「仮面浪人は伸びない、無理だ」と言われますが、自分の場合は10月くらいまで順調に成績が伸び続けました。このように、勉強すればするだけ成績が上がって日々成長しているのが実感できたので、勉強が辛いというよりは、むしろ楽しかったですね。

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