仮面浪人を成功させたからこそ出来た
「休学してまで留学」という選択
そのような困難な状況を乗り越えて、弘実さんは仮面浪人を成功させました。その成功体験を経て得たものはありますか?
「本気になって取り組めばどうにかなる」であったり、「自分の人生は自分の手で変えることができる」という自信ですかね。一浪して不合格だった大学に再挑戦し、親の反対にあうという苦しい状況から早稲田に合格出来たという経験から来る自信はかなり大きいですね。
その自信があるからこそ出来た選択もあります。僕は今大学四年生ですが、今年の10月から休学して半年間フィリピン留学を行うことです。実は今年就職活動をしていて、内定を頂いた企業もありました。しかし、自分自身納得できる結果ではなくて、この中途半端な気持ちで会社に入っても一生後悔するなと思いました。そこで休学し、以前からの夢だった留学に行くことを決意しました。
浪人時代を含めれば普通の人より3年遅れることになりますが、そのような困難な状況になっても留学を行うという選択肢を取れたのは、仮面浪人を経て「本気になって取り組めばどうにかなる」という自信を得て、「他人からどう言われようと、自分の人生は自分で一番納得のいく決断がしたい」と感じるようになったからだと思います。
最後に仮面浪人するか悩んでいる人に向けてメッセージをお願いします。
仮面浪人するか悩んでいる時点でどこかに「仮面浪人したい!」という気持ちはあるはずです。そして悩んでいるなら行動した方がするべき。僕はそう思います。大学に残って何かに打ち込むという選択肢も当然ありだとは思いますが、挑戦しなかったことに対する後悔が残ってしまうかもしれません。仮面浪人には様々な困難があると思いますが、後悔したまま学生生活を送るくらいなら腹括って挑戦した方がいい。自分の人生なのだから、自分が後悔の無い道に向かって行動するべきだと思います。
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