法政大学→上智大学に仮面浪人で合格した岡本直樹さんインタビュー

法政大学→上智大学に仮面浪人で合格した岡本直樹さんインタビュー

岡本直樹さんのプロフィール

出身地 東京都
学歴 佼成学園高等学校→法政大学人間環境学部人間環境学科→上智大学法学部地球環境法学科(現在1年)
現在の動向 国際交流サークルで活動中
仮面浪人形態 後期から前大学を休学して受験勉強に専念
予備校 代々木ゼミナール本部校(6月から)
アルバイト なし
サークル なし

受験結果に納得できず、仮面浪人を決意。

岡本さんは現役で法政大学(以下、法政)に進学した後、仮面浪人を経て上智大学(以下、上智)に進学されています。まず、法政に進学した理由は何ですか?

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ネームバリューがあることや高校の先輩方が進学されていたことから、現役時から上智大学や早稲田大学を志望していました。しかし、結果としては両方とも合格することができませんでした。自分としては受験結果に納得できず浪人するつもりでしたが、父親がどうしても許してくれませんでした。

というのも、実は父親自身、現役受験で受かった大学を蹴ってまで浪人した過去があり、その浪人生活が非常に辛かったと言っておりました。そして、同じような辛い経験を息子にさせたくなかったらしく、私がどれだけ頼んでも絶対に浪人を認めてくれませんでした。

そのような経緯があったため、父親に「合格した大学に進学しなさい」と強く説得され、不本意ではありましたが合格していた法政に進学することを決めました。

仮面浪人を決意されたのはいつ頃ですか?

先ほども言ったように、自分の中では納得できる進路ではなかったため、法政に入学する前から決意していました。そのため、法政に入学したばかりの4月から授業の空きコマを見つけて受験勉強していました。また、仮面浪人に対する決意を固めるため、サークルの新歓にも一切参加しませんでした。

仮面浪人することにあたって、周りの方に相談しましたか?

法政に入学する前、父親に相談しました。あれだけ頑なに浪人には反対していた父親でしたが、「仮にまた不合格になってしまっても法政に戻れば大丈夫」と言って、仮面浪人に関しては意外にもすんなり同意してくれました。父親は進学先が無いという「保険が無い」状態が自身の浪人時代に非常に辛かったらしく、その点では失敗しても戻る場所がある仮面浪人という手段には抵抗が無かったのかもしれません。

また、大学の友達にも相談しました。語学のクラスで仲が良かった友達に相談したところ、みんな応援してくれ、本当に心強かったです。

孤独で気持ちが折れそうになりながら過ごした仮面浪人生活。

実際に仮面浪人中はどのような生活を送っていましたか?

前期は大学の授業と受験勉強を両立していました。正直に言うとたまに大学の授業が面倒くさいな…と感じることもありましたが、大学の授業にきっちり出席した方が時間的にも精神的にもメリハリがつくと考えていました。また受験に活かせそうな科目を履修していたこともあって、大学の授業にはきちんと出席していました。また授業の空きコマに大学の自習室や図書館で勉強することにより、勉強時間を確保していました。

仮面浪人中に辛かったことはありましたか?

「孤独感」です。特に大学に入学したての前期は、友達がサークル活動をしていたり遊んでいたりと充実している中、自分はずっと机に向かって勉強していたので、独りで勉強する辛さをかなり感じていました。現役時代は高校の同級生と切磋琢磨しながら勉強していたので孤独を感じることはありませんでしたが、仮面浪人となると中々仲間を見つけることは厳しいので…。

そのような状況が相当堪えて、実は5月の終わりくらいに「仮面浪人辞めちゃおうかな…」と考えていました。

そのような中でも仮面浪人を続けられたのは何故ですか?

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理由は2つあります。

1つ目は両親から檄を飛ばされたことです。孤独に勉強する仮面浪人の辛さに耐えかねて仮面浪人を辞めようと決意し、両親に相談したのですが、両親に久々に檄を飛ばされました。「周りの環境のせいにするなんて、お前らしくないじゃないか。私達は全力でサポートするから、あなたは自分で決めたことを最後までやり遂げなさい」と言われ、目が覚めましたね。「行きたかった大学に行こう!もう一回仮面浪人頑張ろう!」と、気合が入り直りました。

2つ目の理由は現役時代の受験結果です。実は現役時代、上智大学の外国語学部から補欠合格の連絡を貰っていました。結局枠は回ってこなかったのですが、あとほんの少しで合格だったという事実が自信となり、仮面浪人を続けられたのだと思います。もちろん憧れの大学に行きたい!という気持ちも大事だったのかもしれませんが、この「根拠のある自信」も自分にとっては大きい要因だったと思います。

そして、仮面浪人を続ける上で一番のネックであった孤独感を解消するため、浪人した高校の同級生が通っている予備校に6月から入学しました。

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